香港の高層住宅の大規模火災で、地元当局はこれまでに151人の死亡が確認されたと発表し、工事用の防護ネットの一部が防火基準を満たしていなかったと明らかにしました。 香港当局は1日、高層住宅の大規模火災でこれまでに151人の死亡が確認され、79人が負傷し、依然として30人以上の住人と連絡がとれていないことを発表しました。 火災の原因と指摘されている修繕工事用の防護ネットについて、当局は一部に防火基準を満たさないものがあったほか、発泡スチロールがあったことで短時間での延焼を招いたとの見方を示しました。 また当局は、この火災をめぐり過失致死の疑いで、これまでに工事関係者ら13人を逮捕したと明らかにし、火災現場の捜索や証拠集めの作業について、今後3週間以内で終了するとの見通しを示しました。