〈「オウムにいたことは言ってはいけない」教祖逮捕で“世界が崩壊”した少女の描いた人物画が“異様な絵”になっていた〉 から続く 5歳でオウム真理教に出家、教団施設で幼少期を過ごした加奈さん(仮名)だったが、小学生の頃に麻原彰晃が逮捕されたことをきっかけに教団から距離を置くことになった。それでもオウム真理教との縁が完全に切れることはなく、同級生たちに隠れて“道場”に通う日々が続く。 そんな加奈さんを待ち受けていたのは、社会に出てからの壮絶な挫折だった。時間を守れない、ルールがわからない――。人生につまずいた彼女を待ち受けていたもの、そしてそのきっかけとは。NHK「クローズアップ現代」取材班による『 オウム真理教の子どもたち 知られざる30年 』(集英社インターナショナル)の一部を抜粋して紹介する。 ◆◆◆