汚職容疑などで起訴されているトルコの最大都市イスタンブールのイマモール市長(職務停止中)をめぐり、イスタンブールで18日夜、逮捕から約1年が経つのにあわせた抗議集会が開かれた。ロイター通信によると数千人が参加し、イマモール氏の釈放を求めた。 最大野党の共和人民党(CHP)に所属するイマモール氏は、トルコで20年以上の長期政権を敷くエルドアン大統領の「最大のライバル」と目されていたが、昨年3月に汚職容疑で逮捕された。検察は最長で拘禁刑2千年以上を求刑し、裁判が続いている。トルコでは司法の独立性が疑問視されており、イマモール氏やCHPは「政治的な弾圧」だとして無罪を主張している。一方、政権側は司法の独立性を強調している。 CHPのオゼル党首は集会で「我々は戦い続ける」と述べ、2028年までに予定されている次期大統領選にイマモール氏を立候補させる考えを改めて示した。大学生のハンデさん(25)は「逮捕から約1年が過ぎ、集会に参加する人の数は減ったが、抗議の意思を示し続けることで正義が実現すると信じている」と語った。(イスタンブール=根本晃)