【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は20日、韓国人活動家が乗った救護船団がパレスチナのガザ地区に向かう途中でイスラエル軍に拿捕(だほ)されたことについて「あまりに非人道的」とし、「最低限の国際規範すら破っている」と批判した。また、国際刑事裁判所(ICC)がネタニヤフ首相に逮捕状を発付したことに言及するなど、イスラエルを強い言葉で非難した。 李大統領はこの日の閣議で、外交部の金珍我(キム・ジナ)第2次官から中東紛争への対応策について報告を受けた後、「(報告内容と)直接関係はないが、話す必要がある」とした上で、拿捕された際の状況を説明するよう求めた。 また、拿捕の法的根拠を問いながら、ガザ地区はイスラエルとは無関係ではないかと指摘した。 これに対し、青瓦台(大統領府)の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長が「イスラエルはガザ地区を軍事的に統制しており、出入りも制限している」と説明すると、李大統領は「交戦国同士がどうしようがわれわれが関与することではないが、支援やボランティアに向かう第三国の船を拿捕し、拘束・監禁するのは妥当な行為なのか」とし、「(イスラエルに)抗議すべきではないか」と語気を強めた。 李大統領は、ガザでの戦闘についても「国際法的には(イスラエルによる)不法侵略ではないか」と述べたが、魏氏は「その部分は確認が必要だ」とし、「(戦闘は)ハマスがイスラエルを攻撃し、2000人近くを殺傷したことから始まった」と慎重な見方を示した。 ネタニヤフ首相に対する逮捕状についても「ICCから戦犯と認められ、逮捕状が発付されたのではないか」と問い、魏氏が「正確に戦犯になるかは分からないが、逮捕状はある」と答えると、李大統領は「それなら戦争犯罪者だ」と断じた。また、欧州の多くの国がネタニヤフ氏が自国に入国すれば逮捕すると発表しているとして、韓国も同様の対応を検討するよう指示した。 李大統領は「(船に乗っていた活動家が)政府の(渡航自粛などの)方針や勧告に従わなかったことは国内の問題であり、わが国民が国際法的に妥当でない理由で拘束されたことは事実ではないか」と強調した。