勤め先の建設会社から工事関連機器を盗み、換金したとして元従業員の男(52)が4月22日、窃盗の疑いで逮捕されました。 男は去年6月、合鍵を使い、倉庫から時価約23万円の工具を盗んだ疑いがもたれています。 工具は「マルチラインレーザー」と呼ばれるもので、壁や天井、床などに水平・垂直などの正確な基準線を表示できます。設計図に基づき、線や寸法を現場で書き出す際に使います。 警察によりますと、1か月後、会社の上司が機器がないことに気付き、警察に通報。男はこの時無断欠勤していて、そのまま行方がわからなくなっていました。 男がリサイクルショップで機器を売却したことをきっかけに、警察が居場所を突き止め、22日逮捕しました。 調べに対し男は「間違いありません」と容疑を認めています。警察は、動機や経緯を詳しく調べています。