全国で飲酒運転による事故が相次いでいます。ゴールデンウイーク期間中、静岡県内では飲酒運転で8人が逮捕されました。相次ぐ飲酒運転に県警は注意を呼びかけています。 県警によりますと、4月26日から5月6日までに、酒酔い運転の疑いで2人、酒気帯び運転の疑いで6人の、計8人が逮捕されました。 6日、伊東市で逮捕された無職で53歳の男は、軽トラックを酒気帯び運転し、ガードレールに衝突した疑い。西伊豆町で酒気帯び運転の疑いで逮捕された自称 警備員の54歳の男は、交通事故で酒気帯び運転が発覚したということです。 飲酒運転による危険な事故を防ごうと、2日の夜には、静岡市葵区呉服町で警察官約10人が飲酒運転の取り締まりを実施。 簡易アルコールチェッカーを使い、車やバイクの運転手が酒を飲んでいないか検問。この検問により摘発された人はいなかったということです。 県警によりますと、2025年は、飲酒が絡む人身事故がが、6日までに16件発生。潜在的な飲酒運転者もいるとみて、注意を呼びかけています。 (静岡県警 交通企画課 大坪 雄次 課長補佐) 「GW期間中に逮捕者が相次いだことを受け、交通情勢は極めて憂慮すべき状況」「飲酒運転は重大な犯罪行為です。飲酒運転をすると注意力が散漫になって、重大な交通事故につながる可能性が極めて高くなる」 また、酒酔い運転の罰則は、5年以下の懲役、又は100万円以下の罰金。車を提供した人も同じ処罰を課せられ、同乗者も処罰されます。 (静岡県警 交通企画課 大坪 雄次 課長補佐) 「夏に向けて飲酒する機会が増えると思いますが、県民の1人1人が飲酒運転根絶に向けて機運を高めてほしい」「県警としましては、取り締まりを強化して、厳しい対応をとっていきたい」