電子ポイントを不正に利用した疑い 住所不定無職の男を逮捕 詐欺グループの上位の指示役か?【高知】

不正に入手した他人の電子ポイントを使い高知市の量販店から商品を騙し取った疑いで、県警は5月13日、住所不定無職の男を逮捕しました。県警では、男が詐欺グループの上位の指示役ではないかとみて調べを進めています。 不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反と詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不定無職の天野翔太容疑者(36)です。 調べによりますと天野容疑者は、2024年7月5日に、県内に住む男2人と共謀し東京のインターネット関連サービスの会社が管理するコンピュータに不正にアクセスし、5人分の電子ポイントを不正に入手。そのポイントを高知市の量販店で使用し、9万9千円分の電動工具5点を騙し取った疑いが持たれています。 共犯の男2人は、2024年8月末までに、同じ店で同じ行為をおこない詐欺の疑いで逮捕、送検されています。 県警が捜査を進めたところ、共犯の男2人のうちの1人と同じチャットグループで通じていた天野容疑者が、犯行に関わっていたことが明らかになったもので、調べに対し天野容疑者は、「分からないです」と容疑を否認しているということです。 天野容疑者は、2025年1月に別の電子計算機詐欺事件で京都府警に逮捕されていて、匿名・流動型犯罪グループの上位の指示役とみられています。県警では、県外の警察とも連携しながら、事件の全容解明を進める方針です。

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