19日に大分市で車と自転車が衝突し男子高校生がけがをした事故で、車を運転していたとみられる小学校の事務職員の女がひき逃げなどの疑いで逮捕されました。 大分市教育委員会が19日の夕方、会見を開き謝罪しました。 警察によりますと18日午前8時前、大分市上宗方の市道交差点で車と自転車が衝突し、自転車に乗って学校に向かっていた16歳の男子高校生が転んで腕を打撲しました。 警察はひき逃げ事件として捜査していましたが、付近の防犯カメラ映像などから軽乗用車を運転して事故を起こしそのまま立ち去った疑いが強まったとして、近くに住む藤並真帆容疑者(28)を19日朝早く、過失運転致傷と道路交通法違反の疑いで逮捕しました。 警察は認否を明らかにしておらず立ち去った経緯などを調べています。 大分市教育委員会によりますと、藤並容疑者は東稙田小学校で事務職員として働いていて18日は通常通り勤務していたということです。 大分市学校教育課 安部桂司課長: 「市内全職員あげて不祥事の根絶に向け取り組んでいた中、このような事案が起きたことは、誠に残念でなりません」 今回の事件を受け市教委は臨時の校長会を開いて教職員への綱紀粛正と服務規律の徹底を指導するよう求めています。