オンラインゲーム内で使う通貨を安く得られるとうたう「課金代行」に依頼し、ゲーム会社から通貨をだまし取ったとして、警視庁は建築作業員の男(26)=岐阜県瑞穂市=を電子計算機使用詐欺容疑で書類送検し、1日発表した。男はゲームユーザーで、「正規価格よりも明らかに安かったので、グレーだと思っていた」などと供述しているという。 ■これまでにユーザー11人を逮捕・書類送検 同庁は、同様の手口で通貨をだまし取ったとして、昨年6月からの1年間に30~60代のゲームユーザーの男女11人を逮捕・書類送検しており、ゲーム会社側の被害は計10億円超に上るという。 サイバー犯罪対策課によると、男の書類送検容疑は、何者かと共謀して2022年8~12月、「スクウェア・エニックス」(スクエニ)のサーバーに対して、何らかの方法でゲーム内通貨を購入したように装った虚偽情報を送信し、通貨をだましとったというもの。