商業施設で30代女性にカラースプレーのようなものを噴射したなどとして、警視庁千住署は、暴行と器物損壊の疑いで、埼玉県草加市谷塚町の職業不詳、根岸秀男容疑者(61)を逮捕した。容疑を認め、「目を潰して動けなくなったところを刃物で襲うつもりだった」と供述している。 逮捕容疑は7月1日午後6時10分ごろ、東京足立区の商業施設内で、スマートフォンを見ていた30代の女性にいきなりカラースプレーのようなものを噴射し、服を汚したとしている。 同署によると、借金や持病などを理由に刑務所に入りたいと考え、「刃物で人を刺せば長く入れる」と襲う相手を探していたという。根岸容疑者はスプレーをかけて、しゃがみこんだところを持っていた小型ナイフで刺そうと計画していたが、女性はそのまま立ち去ったため、刺されることはなかった。 商業施設の防犯カメラの映像などから根岸容疑者の関与が浮上した。