ミルクティーのトッピングにスリッパを「ドボン」…非常識な店員の行動が物議、また中国

中国のあるミルクティー店の店員が、ミルクティーのトッピングが入った容器にスリッパを入れ、素手で触るなど不衛生な行動を撮影した動画を公開し、警察に逮捕された。 9月19日、光明日報などによると、前日現地のソーシャルメディアでこのミルクティー店の店員が投稿した動画が話題となった。 動画の中で店員は左足のスリッパを脱ぎ、ミルクティーのトッピングとして使われるタピオカパールが入った容器に入れた。さらに容器に素手を入れてパールを触った後、飲料カップに移し替えた。 この動画が拡散されると、衛生当局が調査に乗り出し、問題の店舗は広東省深圳市竜華区にあることが判明した。 店舗の管理者は「動画を撮影した人物は店員で間違いない」と証言した。この店員は今月16日に入社を志願し、17日から正式に勤務を開始したが、オンラインで拡散された動画は初出勤から40分後に撮影されたことが明らかになった。 管理者はこの店員を警察に通報し、店員は調査のため公安当局に行政拘禁された。ただし、店員にどのような容疑がかけられているのか、何日間拘禁されているのかなどの情報は公開されていない。 店舗側はすぐに調理器具と食材を廃棄し、営業を中断した。衛生当局は食品安全法違反に基づき店舗側に行政処分を下し、今後徹底的にモニタリングすると明らかにした。 オンライン上ではこの店舗が有名ミルクティーフランチャイズだとする推測も出たが、企業側は18日、「この飲料は当社の製品ではない。広東には加盟店が存在しない」と明らかにした。 一方、中国でこのミルクティー店員と同様の行為で処罰された事例は今回が初めてではない。今年3月には有名火鍋チェーン店で未成年2人が鍋に小便をし、企業に220万元(約4600万円)を賠償することになった。2021年には安徽省で配達員がエレベーター内で配達弁当に小便する姿が摘発され、14日間行政拘禁された。

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