電撃解任の影山氏 仏機内ポルノ閲覧→逮捕→公判でアート主張→有罪判決で入国禁止10年、性犯罪者名簿に

日本サッカー協会(JFA)は7日、湯川和之専務理事(58)が都内で会見を行い、影山雅永技術委員長(58)の契約を解除すると発表した。影山氏を巡っては、フランス各メディアが6日に児童ポルノ画像の輸入・所持の容疑で2日に逮捕され、パリ近郊の簡易裁判所で6日に有罪判決を受けたと報じていた。 現地複数メディアの報道をまとめると、影山氏は今月2日にチリで行われているUー20ワールドカップに向かう途中の出張でフランス国内の飛行機を利用。その際に「機内でタブレット端末に表示された“およそ10歳の少女”とされる画像を客室乗務員に発見され通報された」という。影山氏は、パリ到着時に飛行機を降りた際に身柄を拘束された。 6日に行われた公判では「責任を軽く見せようとし、それらは人工知能が生成した創作物であり好奇心で見ていただけで、芸術的(アート)な目的だ」と主張したいい、この影山氏の発言に対し裁判所は「たとえAI生成のものであってもこうした画像は児童ポルノに該当し、禁止される表現であること、さらに実在の未成年者を含む内容も検索していたことを指摘した」と糾弾。即日審理にかけられ執行猶予付きの懲役18カ月の判決を受けたとした。 影山氏が自身の検索で年齢基準を意図的に引き下げていたという現地報道もあり「検察官から故意の選択を非難された」という。同メディアは「同氏にはさらにフランス領土への入国禁止10年、未成年者に関わる業務従事禁止10年、性犯罪者名簿への登録が科された」と判決の詳細も報じた。

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