被害者の兄「夢かなえるため日本に」11歳年下“交際相手”殺害か…32歳女を逮捕

今月5日、交際相手とみられるネパール国籍の留学生、チャンタール・バダルさん(21)を殺害した疑いで、浅香真美容疑者(32)が28日、逮捕されました。 事件当時、2人でホテルの部屋に滞在していました。 下村彩里アナウンサー 「浅香容疑者は、ホテルから消防に通報しました。その際、『チャンタールさんが自分でナイフで刺した』というような趣旨の説明をしたといいます」 チャンタールさんの胸には、深さ16センチほどの刺し傷があったといいます。 チャンタールさんは、日本のアニメに憧れ、1年半前に来日しました。 チャンタールさんの兄に話を聞くことができました。 チャンタールさんの兄 「一番つらい。そのつらいことは、この世界でほかにない。世界でいろいろな国がある。日本が一番大好きと思って、留学で来た。めっちゃアニメが好きなので、日本を選んだ。自分の夢をかなえるために日本に来て、夢を全部なくしてしまった」 浅香容疑者について、チャンタールさんから話を聞いたこともあったそうです。 チャンタールさんの兄 「(Q.関係で悩んでいたことは)それはなかった。年は離れていたけど。『めっちゃ優しいよ』と言っていた」 浅香容疑者は、千葉市で、両親と兄の4人で暮らしていたといいます。 近隣住民 「朝、結構、早い時間にお仕事に行くのかなという感じ。(Q.どんな様子)普通でした」 事件直前にとっていた“ある行動”が明かになりました。 下村彩里アナウンサー 「警察によると、事件で使われた刃物は、浅香容疑者が、事件2日前、千葉市内の量販店で万引きしたものとみられています。窃盗の容疑について、浅香容疑者は『付き合っている彼氏と一緒に死にたいと思い、どうせ死ぬなら盗んでしまってもいいと思い盗んだ』と話しています」 一方、チャンタールさんの殺害については「間違いです」と容疑を否認。その後、黙秘しているということです。 事件の報道は、チャンタールさんの母国・ネパールでも報じられています。 ネパールの報道(gandaknewsから) 「2人は関係に亀裂が入り、別れることを決めた。最後に会うために、普段から通っていたホテルを訪れた」 警察が動機の解明など、捜査を進めています。

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