コンビニ社員なりすまし”現金窃取” 来客対応もしたか

福岡県内のコンビニで外国人の店員に対して本社から来た社員になりすまし、店の現金などを盗んだとして、元アルバイト店員の男が逮捕されました。 事件当時に来客対応もしていたとみられます。 警察によりますと、山口県宇部市の無職、上原優樹容疑者(28)は、7月7日の早朝、北九州市小倉北区のコンビニで、勤務していた外国人の店員に対して本社の社員を装い、「ニセ札が出回っているから確認に来た」などと言って、レジや金庫から現金約20万円や集金袋、レジ袋を盗んだ疑いと、また、8月21日の早朝にも福岡市博多区のコンビニで外国人店員に「オーナーに頼まれ、両替金を持っていく」などと告げ、制服の上着や現金約9万円を盗んだ疑いが持たれています。 オーナーがそれぞれ店の現金が減っていることに気づき、本社に問い合わせて発覚。 上原容疑者は3月以降、博多区の店で単発のアルバイトをしていたことからこの店のオーナーは面識があったということです。 上原容疑者は事件当時、Tシャツ姿で来店しましたが、北九州市の店では来客の対応もし、博多区の店では盗んだ制服を着たうえで、現金を盗んだとみられます。 北九州市の事件については「身に覚えがありません」と容疑を否認しています。 福岡県内ではほかにも似た手口の事件が数件起きているということで、警察は、外国人が1人で勤務している早朝の店を狙った可能性もあるとみて調べています。

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