「アキラーッ、アキラーッ!」 1月12日夜7時、「開票を見守る会」が開かれた前橋市内のホテルの宴会場は、300人もの支援者やスタッフ、メディア関係者がスシ詰め状態。いよいよ小川晶氏(43)が登場という段になるや、野太いアキラコールが湧き起こった。花束を渡したマダム7人らと抱き合うなど、小川氏は勝利の余韻をかみしめていた。 会が終わるや、自らホテルの外に立ち、支援者を見送った小川氏(上写真)。手を振り、握手し、全身で支援者に感謝する新市長に声を掛けた。 ――小川さん、今のお気持ちは……。 途端に小川氏から笑顔が消え、 「すみませ〜〜ん。片づけがあるので」 と一言。続いて、記者を制するように事務所関係者が割り込んできて、こう吐き捨てた。 「終わったことをいつまでも……。もうええでしょ」 10回以上に及んだ″ラブホ密会″について「仕事やプライベートの悩みを相談しており、男女の関係はなかった」の一点張りで、ダンマリだったように、その後、記者の問いかけに応じることはなかった。疑念について説明責任を果たしたとは言い難い小川氏がなぜ、再び市民の信任を得られたのか。 「最大の要因は″政治とカネ″への拒否感情でしょう。近年、自民党群馬県連の裏金問題の発覚や官製談合事件による元前橋副市長の逮捕などの不祥事が相次いだ。今回、小川氏の対抗馬は自民系の支援を受けていました。利権政治への拒否感情が、ラブホ密会への嫌悪感を上回った、ということです」(前橋市政関係者) 支援者への根回しも周到だった。 「ラブホがらみの報道が盛んだった昨年9〜10月は『前橋まつり』などの公務を立て続けに10件以上もドタキャン。しかし、後援会の会合には出続けていました。12月に開かれた『小川晶を再選させる会』では、200人の支持者の前で、涙を流して支援を訴えていました」(会の参加者)