性暴力は学校でも・・・初のセクハラ訴訟を闘った女性 「自分を責めずに声あげて あなたに非はない」

セクシュアルハラスメントという言葉は性的嫌がらせとして一般的に使われていますが、この言葉が広く知られるようになったのは福岡の女性が起こした日本初のセクハラ訴訟がきっかけでした。 学校での性暴力も問題となる今、この女性はセクハラや性暴力の被害に遭ったときは「自分を責めずに声を上げてほしい」と呼びかけています。 ■「ありもしない男女関係言われ」職場の上司からセクハラ 晴野まゆみさん 「NOって言えなかった。私もやっぱり我慢してたんですよね」 福岡市に住む晴野まゆみさん。 40年ほど前、当時勤めていた会社の上司からセクハラを受けました。 晴野まゆみさん 「ありもしない男女関係を言われたりとか。卵巣嚢腫で入院するっていう時に、目の前で私が卵巣嚢腫になったのは、性生活、性的なことが乱れてるから、要する汚れたみたいなことを言われた」 ■被害を受けたのに解雇され「ものすごく不公平」 今なら悪質なセクハラとして上司が処分されるケースですが、当時は職場での女性に対する性的な言動が問題だという意識がまだ日本の社会に定着していませんでした。 それどころか、晴野さんが社長に被害を訴えたところ聞き入れられなかったうえ、晴野さんの方が即日解雇されました。 晴野まゆみさん 「とにかく問答無用。明日からとにかく来るなと。こっちが被害者なのになんで自分が即日解雇で、そういう噂を立てた相手は三日間の謹慎で済む。これもすごく不公平ですよね」 ■上司と会社を相手取り初の”セクハラ訴訟” 解雇された翌年、晴野さんは、上司と会社を相手取り、損害賠償を請求する裁判を起こしました。 日本で初めて「セクシュアル・ハラスメント」という言葉を使った裁判です。 ■支えてくれたのは多くの女性たちだった 初のセクハラ訴訟として好奇の目で見られることもありましたが、同じような思いをしてきた多くの女性が共感し、支えてくれたと言います。 晴野まゆみさん 「そんなことぐらい大人の女なんだから、私だって我慢してきたのよっていう声もやっぱりあるわけですよ。でもそれでも、じゃあ我慢して何が変わりますかって。とにかくまずこの裁判をやることに意義があると。だから10年後、100年後経った時にあの裁判はやってよかったんだと言えるようにしよう、この裁判はその私たち全員の裁判なんだと言う気持ちで支援してくれた」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする