思い込みや確認不足などによって起こる「凡ミス」。誰にでも起こり得る可能性があるものですが、歴史を辿ってみると、たった一つの小さな「凡ミス」で世界を大きく変えてしまった人たちがいます。そこで今回は、クイズ作家・近藤仁美さんの著書『世界を変えた「凡ミス」図鑑:昔の人たち、やらかしすぎ!』から一部を抜粋し、笑えないけど笑ってしまう、歴史的「凡ミス」をご紹介します。 * * * * * * * ◆ボタンを押し間違えてニューヨーク大停電 コンソリデーテッド・エジソン社 文明社会で暮らす人間は、日々色々なボタンを押し間違える。エレベーターに乗りたそうな人が来たので「開」を押したつもりが「閉」でトドメを刺したり、自動販売機のホットコーヒーであったまるつもりが真冬にアイスコーヒーを飲むことになったり。 ——次、止まります。 バスの降車ボタンを押して「これで安心」と身支度を始めたら、「僕が押す♪」とスタンバっていたらしいお子さんが泣きそうになっていた。……いや、ごめんて。合っているのに、最高に間違ったボタンを押してしまった。 このように日常用のボタンなら、押し間違えても、ちょっと不自由だったりそこそこ肩身が狭かったりで済むのだが、非常用のボタンを誤ると、かなりの惨事になる。 そんな出来事が、1977年7月13日、アメリカのニューヨークで起きた。