盗撮用カメラを設置するため女性警察官の自宅や警察署の女性更衣室に侵入したとして、兵庫県警篠山署の前交通課長の男(55)=神戸市北区=が起訴された事件で、県警は24日、男を懲戒免職処分とした。関係者への取材で分かった。 県警の現職警部が逮捕、起訴されたのは19年ぶり。県警では昨年、全国最多の50人が懲戒処分を受けており、不祥事防止のため職務倫理教養などを進めているさなかだった。 男は2024年11月25日~25年1月30日、三田市内にある20代の女性警察官宅に立ち入ったとして、今年5月に逮捕された。 その後の調べで、警察署の女性更衣室に忍び込んで小型カメラを置いて隠し撮りしたり、無断作成した合鍵で複数の女性警察官の自宅に侵入したりする行為を22年ごろから繰り返していたことが判明した。 職場の机に置かれていた鍵や更衣室のロッカー内にあった鍵の写真を撮り、合鍵を作っていた。 男は6月2日に住居侵入罪、同18日に建造物侵入罪でそれぞれ起訴され、今月16日の初公判では起訴内容を認めている。 県警では07年2月、飲酒運転で追突事故を起こし、相手に負傷させて逃走した尼崎南署の警務課長(懲戒免職)が逮捕され、後に有罪判決を受けている。