「アジア最大級の犯罪集団」とされるプリンス・グループ最高幹部とみられるフー・シー容疑者(44)=キプロス籍=らが入管難民法違反容疑などで逮捕された事件で、東京地検は24日、同法違反罪で、フー容疑者を略式起訴した。出入国在留管理庁がフー幹部を収容し、退去強制事由に該当するかを判断するとみられる。 事件を巡り、警視庁などはいずれも中国籍の李垠宏(31)、郝鳳至(36)、陳暁光(49)の3容疑者を逮捕。東京地検は郝容疑者を同法違反罪で起訴、李容疑者を略式起訴した。陳容疑者は不起訴とした。入管当局は郝被告以外の2人もフー幹部と同様に収容し、退去強制とするか判断するとみられる。郝被告は今後、正式裁判が開かれる見通し。 プリンス・グループは大規模な詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)に関与しているとされる。フー幹部は令和5年ごろから「高度専門職」の在留資格で日本への出入国を繰り返していた。一方で、今年6~7月、在留カードを他人に貸与したなどとして、警視庁などに2度にわたり逮捕された。 逮捕されたフー幹部は「安全に暮らせる場所が欲しかった」「中国には行きたくない」などと説明しており、警視庁は永住者の在留資格を得るために一連の手続きを行ったとみている。