4日付G1記事などによれば、マトグロッソ・ド・スル州の警察が8月4日、オンライン上で思春期の若者に自殺を強要した疑いで、5人の未成年者を逮捕した。 事件は、インスタグラムやティックトック等のSNSにおいて、複数の加害者が組織的に被害者に自傷・自殺を促す言語的虐待を加えていたもの。被害者が実際にライブ配信中に自殺未遂を行う事態に至り、事件が公になったとされている。 警察の調査によれば、加害者たちは「欠陥がある人間」「生きる価値がない」といった極端に攻撃的な言葉を被害者に浴びせ、自殺行為を「視聴者を楽しませるための娯楽」として捉えていた傾向が認められた。 デジタル・ネイティブ世代における「共感能力の欠落」と「ネット上の匿名性による倫理的タガの外れ」という問題が、凶悪犯罪へと転化した極めて危険な事例だ。 ブラジルでは近年、「サイバーいじめ」の対象年齢が低年齢化し、被害の深刻度が急速に上昇。児童心理学者の指摘によれば、ネット上での「集団的攻撃」は、被害者に対して物理的暴力以上の心理的外傷をもたらす可能性がある。 警察は加害者たちの両親に対しても事情聴取を開始。親の監視責任と、プラットフォーム企業の利用者保護義務に関する法的責任追及も焦点の一つだ。