河島英五の『時代おくれ』が好きな指名手配犯──毎熊克哉主演、高橋伴明監督『「桐島です」』【おとなの映画ガイド】

連続企業爆破事件の容疑で指名手配され、約50年ものあいだ偽名を使って逃亡生活を送った「桐島聡」の、学生時代から死の直前に本名を明かすまでを描いた『「桐島です」』が、7月4日(金)に全国公開される。数々の映画賞に輝いた『夜明けまでバス停で』の監督高橋伴明×脚本家梶原阿貴コンビが、毎熊克哉を主演にむかえ、実話を基にオリジナルシナリオで挑んだ作品。桐島とほぼ同世代で学生運動の経験がある高橋と、つい最近『爆弾犯の娘』というノンフィクション本で自分の経験を綴った梶原、このふたりでしかできえない、逃亡者の心理に迫った渾身の作だ。

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