【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は16日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領側が請求した逮捕適否審査の審問期日を18日午前10時15分に指定したと明らかにした。尹氏側の弁護団はこの日、尹氏の勾留が手続き上、違法・不当であるとし同審査を地裁に請求していた。 同審査は被疑者の勾留が適法なのか、勾留を続ける必要性があるのかを裁判所が判断する手続き。刑事訴訟法によると、裁判所は同審査が請求されてから48時間以内に被疑者に対する審問などを行う必要がある。裁判所は逮捕の手続きに違反がなかったか、証拠隠滅や逃走の懸念がないかなど勾留の必要性を総合的に検討し、棄却か釈放どちらかの決定を下す。 昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を捜査する特別検察官は今月6日、職権乱用権利行使妨害や特殊公務執行妨害など5件の容疑を記載し、尹氏の逮捕状を請求。ソウル中央地裁は10日、「犯罪事実を疑う相当の理由があり、証拠隠滅の恐れがある」として、逮捕状を発付した。