サントリーHD・新浪剛史前会長「法に触れる行動とった覚えない」 捜査の経緯を説明

サントリーホールディングスの新浪剛史前会長は、代表幹事を務める経済同友会の会見で、警察の捜査を受けた経緯について説明しました。 海外出張で時差ぼけになってしまうことが多い新浪氏は、睡眠をとるために、これまでも日本で適法なサプリメントを購入し、服用していたということです。このサプリメントはアメリカで購入するほうが安いため、市販されているものを適法な商品との認識のもと購入し、今年4月のアメリカ出張の際、自ら持ち帰る予定でしたが、帰国の際に経由するドバイは持ち込みが難しいと知人女性からアドバイスされたため、その知人女性に日本に持ち込んでもらったうえ、新浪氏の自宅宛てに送ってもらったことがあったということです。 ただ、このサプリメントについては送り主がわからない荷物として家族が破棄したものと考えているということで、所持、使用はしていないと説明しました。 そしてその後、知人女性が再びサプリメントを福岡県に住む女性の弟宛てに郵送し、新浪氏の自宅に送るよう指示していましたが、新浪氏はこれについて全く知らされておらず、自分が適法と認識して購入したものと同じサプリメントかどうかもわからないとしました。 捜査関係者によりますと、この2回目のサプリメントに違法な成分が含まれていたとして、女性の弟が麻薬取締法違反の疑いで、先月上旬に逮捕されました。 新浪氏は3日の会見で、2回目の発送は何も知らされていないとして、「法令に触れる行動をとった覚えはない」と強調しました。

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