南米ベネズエラで米国が大規模な軍事作戦に踏み切り、マドゥロ大統領を連れ去ってから1週間。軍事基地などが攻撃された首都カラカスでは、人々は仕事を再開し、普段の暮らしに戻っている。だが、体制維持に懸命な暫定政権は、市民への監視をより厳しくしている。 現在の街の様子を、カラカスの公共バスの運転手(40)が9日、電話取材で明かした。8日の首都カラカス。男性が運転する公共バスが、検問のため警察に止められた。警察は車両番号を確認し、バスに乗り込み、男性の名前を聞き、乗客を見回す。理由は分からないが、「不審だ」と判断された乗客がバスから降ろされた。 男性によると、街の中心部には検問所が1キロごとにあり、3日の攻撃以降、その数は増えたという。 米軍の攻撃があった3日、全土に非常事態宣言を出した政府は、「米国の攻撃を支援した全員の捜索と逮捕」も命じた。警察や軍隊は、現体制を脅かす動きに目を光らせている。