「こんな高齢者をだまして絶対に許せない」被害にあった77歳の女性はこう話しているといいます。 田川市で発生した“ニセ警察詐欺”事件。 被害額は実に4055万円にのぼります。 なぜ、女性は多額の現金をだまし取られてしまったのでしょうか。 警察によりますと最初に女性の携帯電話が鳴ったのは2026年3月14日の午前8時45分ごろでした。 「麻薬事件でヤクザを逮捕している。その捜査の中であなたの携帯電話番号が浮上した」 “警視庁の警察官”や“検事”を名乗る男らからこう言われたといいます。 さらに「身の潔白を証明するには、あなたの資金を調査する必要がある」などと言われ、女性は電話の相手を本物の警察官や検事だと信じ込んでしまいました。 その後、女性のもとには「050」から始まる電話番号から毎日のように電話があり、銀行やコンビニで現金を引き出すよう指示されました。 引き出した現金は総額で4055万円。 3月から6月までの間に、3回に分けて自宅の玄関先の柱に置き、何者かに持ち去られました。 持ちされた時は固定電話に電話があり「周囲に人はいないか」などと確認されていたということです。 女性は「6月19日に全部返す」と言われていましたが実際には返金されず、警察や検事を名乗る男らと連絡がつかなくなったことから事件が発覚しました。 「あなたには“守秘義務”がある。しゃべったら家族も犯罪者になる」などと言われ周囲に相談ができなかったといいます。 警察は、電話で公的機関を名乗る人物からの「逮捕される」「誰にも話してはいけない」といった言葉は脅し文句であり、警察官が「捜査のためにお金を送金させることはない」と説明しています。 そのうえで不審な電話があった場合はすぐに110番通報するよう注意を呼びかけています。