20代の女性をマンションの階段から転落させるなどしたとして、大阪府警は20日、自営業の三宅健史容疑者(46)=堺市北区百舌鳥赤畑町4丁=を殺人未遂と邸宅侵入容疑で逮捕し、発表した。三宅容疑者は4月、この女性につきまとったとしてストーカー規制法違反容疑でも逮捕されていた。 ■「SNSブロックされ腹が立った」 捜査1課によると、逮捕容疑は4月8日午後11時すぎ、府内のマンションに侵入し、女性を階段から落とし、顔を踏みつけるなどしたというもの。女性は軽傷で、三宅容疑者は「羽交い締めにして投げた。女性からSNSをブロックされたことに腹が立った」と供述しているという。 三宅容疑者は女性がアルバイトをする小売店の常連客で、2人のSNSのやりとりには、三宅容疑者が女性を食事に誘うなど、一方的に好意を寄せる内容のメッセージが残っていたという。 府警は事件後の4月11~23日、三宅容疑者が女性の自宅やアルバイト先でつきまとい行為を繰り返していることを確認し、三宅容疑者をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。 三宅容疑者は調べに対し、「女性の自転車にGPSをつけている」と供述。自宅やアルバイト先に女性が近づくと、三宅容疑者のスマホに通知が来るように設定されていたという。(宮坂知樹)