里親の夫婦、男児に暴行疑いで逮捕 複数のあざ、虐待の有無捜査 広島

里親として養育中の男児(1)を踏みつけるなどしたとして、広島県警府中署は29日、府中市、無職の男(31)、妻の会社員の女(30)の両容疑者を暴行の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は、男は9月12日午前、自宅で男児の顔面を蹴って踏みつけた上、抱きかかえて床にたたきつけるなどした疑い。女は同11日午後、自宅で男児の頭をタオルでたたき、下半身を踏みつけるなどした疑い。 同署や広島県こども家庭課によると、県東部こども家庭センター(福山市)が同12日、関係機関から虐待の疑いがあるとの通告を受け、同16日に男児を保護して同署に通報。男児の顔には複数のあざが確認されており、同署は日常的な虐待の有無を含めて捜査する。 両容疑者は県の研修を経て昨年10月に里親登録され、今年5月末にセンターから養子縁組を前提に男児の里親委託を受けていた。同課は「外部有識者を交えて事案を検証し、再発防止策を検討する」としている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする