16日に愛知県一宮市で路上にとめられた車の中から19歳の女性とみられる遺体が見つかった事件で、17日に司法解剖した結果、遺体が死後数か月以上経過しているとみられることが分かりました。 捜査関係者によりますと、この事件は16日、一宮市内で路上に停められた乗用車のトランクから遺体が見つかったもので、警察は17日になって豊田市に住む無職藤井貴也容疑者(24)を死体遺棄の疑いで逮捕しました。 遺体は岐阜で去年8月から行方不明になっていた19歳の女性とみられています。 藤井容疑者はこの女性とかつて交際していて、警察の調べに対し、「間違いないです」と死体遺棄の容疑を認めているということです。 乗用車が止められていた現場近くで働く人は、「丁字路の前を邪魔する形で毎日止まっていた。1週間前よりも前からあったような気がする」と話しています。 また、近くで働く別の人は、「毎日何台も止まっていたので。(この車が怪しいとは)感じなかった」としています。 警察は司法解剖の結果、遺体は死後数か月以上が経っているとみられるとする一方、死因につながる外傷はなく、解剖結果から死因は明らかになっていません。 藤井容疑者はこの女性の殺害についても、ほのめかしているということで、警察が詳しく調べています。