立川市の小学校での暴行事件受け教育委が会見「児童を全力で守った教職員に感謝」

東京・立川市の小学校で起きた暴行事件を受けて市の教育委員会が会見を開き、事件の状況を説明しました。 8日、立川市立第三小学校で男2人が教職員に暴行を加えたとして現行犯逮捕されました。 これを受けて市の教育委員会は会見を開き、「児童、教職員を不安にいたらせてしまったこととともに、けがを負ってしまった教職員に心よりおわび申し上げます」と述べたうえで、「児童の安全を全力で守って下さった教職員に感謝致します」と話しました。 教育委員会によりますと、事件前、事件のあった学級の担任と保護者が児童の間のトラブルに関する面談をしていて、その後、保護者とおぼしき人が男2人を連れて学校に戻ってきたということです。 男2人が2年1組の教室に侵入したところ、担任は子どもたちを避難させて男らと対応し、そこに子どもたちが体育館へ逃げる姿や助けを求める声を聞いた教職員らが駆け付けました。 教職員らは男1人を教室のあった2階から1階に誘導し、職員室に隣接する会議室で取り押さえました。 その後、もう1人の男も警察に身柄を引き渡されましたが、一連の対応で担任を含む教職員ら5人がけがをしたということです。 9日は通常通り授業を行う予定で、スクールカウンセラーや心理士を派遣するなどして子どもたちの心のケアにあたるとしています。

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