岩沼・女性保育士殺害事件 事件の概要徐々に明らかに 宮城・岩沼市

容疑者の男は、4月26日に遺体を遺棄した疑いで逮捕されてから、あいまいな供述を繰り返すなど容疑を認めていません。そうした中、被害女性との接点や凶器とみられるものが見つかるなど、事件の概要が徐々に明らかになってきています。 千葉陽太記者: 「殺人の疑いで逮捕された男が、警察署から出てきました」 殺人の疑いで再逮捕された宮城県岩沼市土ケ崎4丁目の無職・佐藤蓮真容疑者(21)何のアピールでしょうか。カメラに向かって「バツ印」を作る姿をみせました。 佐藤容疑者を巡っては、4月26日、行仕さんの遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いで逮捕されていましたが、検察は「処分保留」とし、17日には、殺人の疑いで再逮捕されました。 これまでの取材で、遺体が遺棄された近くの防潮堤には、血だまりがあったことが分かっていますが、その血痕が行仕さんのDNA型と一致していたことが分かりました。 警察は、行仕さんが防潮堤で殺害されたあと、砂浜に遺棄されたとみています。 警察によりますと、凶器とみられる刃物が、岩沼市内の公園から発見されたことが分かりました。 警察は発見の経緯を明らかにしていませんが、警察が犯行に使われた可能性があるとみて鑑定を進めています。 また、行仕さんの免許証が入った財布が、佐藤容疑者の自宅から見つかった一方で、行仕さんのスマートフォンは、依然として発見には至っていないということです。 佐藤容疑者は、死体遺棄の容疑について「行仕さんを車に乗せ海岸に行ったが、犯行には及んでいない」殺人の容疑については「黙秘します」と話しています。いずれも容疑は認めていません。 キックボクシングの選手だった佐藤容疑者。行仕さんとは、2024年秋頃にSNSを通じて知り合い、関係者によりますと、2人は佐藤容疑者が出場する試合のチケットのやりとりをするなど、親しい関係だったということです。 佐藤容疑者は、複数の知人との間に金銭トラブルを抱えていたことも分かっていて、警察は、動機などについて追及しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする